食い道楽ぜよニッポン❣️ 東京新橋 和食の最高峰 京味 ❗️

伝説の料理人 ミシュラン三つ星を断る! 京味 4.75


店主は西健一郎氏、和食最高峰の料理人、”美味しんぼ”にも登場する西健一郎氏。父親の西音松氏は西園寺公望のお抱え料理人を務めた伝説の料理人。最高峰以外に言葉が見つからないのがもどかしい。

素材は特別なものを使っているわけでもない。あえて言うならば本物を使おうちゅう。
しかし、一口、口の中に入れた時の美味しさの広がりというのは例えようがなく色褪せない旨さと今でも思うき。

いまだに京味を超える店には出逢えてない。

一番最初に西健一郎さんにお目にかかったのは、おそらく25年くらい前、今と同じところに目立ちもせず慎ましくその店はあった。

妻とその部下であった木村という女性と3人で夜9時過ぎくらいに訪ねたのが最初じゃった。

今でこそ予約困難とか、紹介者がないと入れないとか、1人60,000万円以上する大変敷居の高い店になっちゅうけんど、当時は他に誰も客がおらず我々3人だけ。おまかせで料理が提供された。

3人ともタバコをプカプカ吸い、話しに夢中で出される料理を美味しいともなんとも言わずにただ消化していただけだった。

その当時は、美味しいとか言うのをカッコ悪いくらいに思うちょったと思うき。
しかし、その味が忘れられずに篠澤さんの誕生日にココちゃん、百合と4人で天王洲アイルの座敷のある支店に行ったのだが、これが美味しくなかったんだよ。

あの時の本モロコの感動はいずこに。

弟子にこの店は任せたんだろうと思う。
西さんは新橋からわざわざ我々の席に挨拶に来てくれた。

それもはい、はい、くらいであしらって西さんも一見びっくりしてたが、この4人の当時の派手さはまるでヤクザが連れているいい女のようだったんじゃないか(笑)

しかし、これほど差があるのかと思うくらい料理に違いがあったのは何故だったんだろう。
百合なんかは、スチュワーデスで酒ソムリエの資格を取ったり料理には精通していたはずなのに百合からも美味しい!の声が出なかった。
今の評価を思えば残念極まりない。

今では京味出身の料理人が何人か独立して店を構えているが早や予約が取れない超人気店になっている。

ずっと後年に西さんと話したが天王洲アイルの店はとっくに閉めたとのことだった。西さんもこの当時は苦労してたんじゃないだろうか。

僕自身は、この西さんとの出会いがきっかけで料理と匠の技を織り成す料理人に関心を持ち始め美味しいものは美味しいと伝えて、感謝の意を表すようになった。
不味いものもまずいとはっきり言うけど(笑)

また、素材や料理の持つ魅力にのめり込んでいったのもこの時の失礼極まりない態度の反省からだったように思うのだ。

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