随分前から金沢の錚々たる名店を抑えてミシュラン三つ星に輝いた富山の日本料理店 山崎の噂は聞いていた。
今回の長野、北陸出張に合わせて行ってみようと思い立った。
非常に不思議だが18時〜ということで訪問したがお客は私以外に他は誰もいなかったのだ。
店主のおまかせコースが始まった。
◯この時期富山湾の毛蟹
◯アオリイカと京都の納豆を混ぜてのご飯
◯松茸とはまぐりの味だけと鰹だし、塩、醤油は一切使わない。
◯ハタ
◯キジハタ
◯バイ貝と鮎のうるか
◯富山小杉のかぶらと酒粕みそ
◯富山牛
◯いくらとサケの身の混ぜご飯
◯生クリームと松の実クリームソースと柿
◯秋月という梨といちじくのジュレ
生ビールと日本酒3合をいただいて48,000円ほどだった。
他店のミシュラン三つ星店同様に料理の工夫、味付け、目新しさなどいろいろと考えているのは痛いほどわかるのだが、どうも違う。
それなりに美味しいのだがそれ以上ではない、富山湾という恵まれた漁場を抱えていながら天然の恵を生かしきれてない、というより、妙に凝りすぎちゅうと思うがよ。
今までミシュラン三つ星5店に行って評価ができたところが一つもない。
ましてや唸るほどなんてなるのは微塵もないき。
一番マシなのがカンテサンスだったという現実。
山崎は、今はミシュランガイド富山2つ星店に格下げになっている。
しかし、最後までお客は私1人で何が起きているのか、心配になってしまうぜよ。