240328
数年ぶりの福井じゃが、新幹線が金沢から敦賀まで延線されたばかり。
江戸前鮨の十兵衛や旬味 泰平、望洋樓など名店に行ってるが、今回はミシュラン二つ星、食べログ4.05というこちらの懐石料理店を訪問したき。
海・山・里の食材が豊富で「食の宝庫」と言うのは行けば行くほど納得する福井県。
富山もそうだが、金沢より数段に普通の飲食店が美味しい。
それは富山湾、若狭湾などの海の幸に恵まれてるというのが大きいのだという。
その証拠に金沢の鮨木場谷、片折などの超有名店のシェフたちは富山氷見漁港まで毎朝仕入れに行ってると言うちょった。
若狭湾は最高峰越前蟹やセイコ蟹🦀のメッカじゃし、足が早くて他県には出回らないガサエビ、金沢ではガスエビと呼んでいるが生の刺身はこの地でしか味わえんろう。
福井駅から車で5分、春には街路樹に何キロも続く桜が満開になるそうな「さくら通り」に面した古民家が『御料理 一燈（いっとう）』ぜよ。
福井生まれの大将、倉橋氏が表現するのは、「越味（えつみ）」。越中・越後・越前（富山・石川・福井）の食材を使って、越の味（北陸の味）を満喫できる料理をコースで提供することにこだわる。
完全無農薬のコシヒカリ焼物は、旬の魚介類を炭焼き、藁焼き、炙りなどカウンター目の前でダイナミックに調理してくれるき。
船上活締めの甘鯛やノドグロ、北潟湖の天然ウナギなどどれも美食家たちをも唸らせる逸品。また冬には越前蟹を使ったコース、今度は是非、越前蟹のフルコースを食べてみよう。
夏には福井・池田町から生きたまま届く天然鮎など、季節ごとの「越味」を味わえる福井を知るにはここ1店でええばあじゃ。
お酒は、黒龍をはじめ福井の地酒も中々ええのが揃うちゅう。
ワインも赤白から充実したラインナップがあるらしいぜよ。
こうやって何度も仕事を交えて来るからこそ、地元の人たちからも美味しい隠れた名店を紹介してもらったり、味わえば味わうほど日本屈指の食の街と言われてるのがわかるき。
ここは福井の凝縮した滋味を季節ごとに味わえる最高店じゃね。
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